。Mugenの左下ペインにに表示される左右の矢印ボタンをクリックすれば,サンプル単位でループ位置を移動させられる。 そして,ループ処理を行ったサウンドファイルは,Mugenから保存しておくと,当然のことながら,「ループ処理が反映された状態」でさらなる素材作成(=ファイル編集)が可能になるわけである。 波形チャネル抽出&結合ツール「Wave Builder」 Wave Builderのコンセプト Mugenに続けて南氏から紹介されたのが,Windows用の波形チャネル抽出&結合ツール「Wave Builder」だ。 これは簡単にいうと,波形編集ソフトを使うことなく,ステレオやサラウンドのサウンドファイルから特定チャネルのサウンドだけを取り出したり,逆にモノラルのサウンドファイルからステレオやサラウンドのサウンドファイルを作成したりできるという,市販ではお目にかかることのない専用ツールだ。 おそらく主目的は,モノラルやステレオのサウンドからサラウンドのサウンドファイルを作ることだろう。先のMugenが非常に伝統的な編集ツールであるのとは対照的にWave Builderは,イマドキのサウンドデザイナーによる需要を満たす,DQ10 RMT,お手軽なお手軽というのは非常に重要だツールだといえる。 Wave Builderに小洒落たユーザーインタフェースは用意されておらず,シンプルなものになっている セッションでは,Wave Builderのデモも披露された。 結合する場合は,Wave Builderのウインドウ内にファイルをドラッグ&ドロップすると,それらのファイルで構成されたマルチチャネルサウンドファイルが作成されるという,シンプルな仕掛けだ。 さて,今回は「4つのファイルをWave Builder上で結合し,4chのマルチチャネルファイルを作成する」という処理が披露された。下に示したスクリーンショットは,その結果をMugenから見たものになる。 ここで気づかされるのは,Mugenが一般的な波形編集ソフトと異なり,マルチチャネルループをサポートしていること。南氏はとくに触れていなかったが,マルチチャネルループ処理に対応したツールは非常に珍しいので,画期的な存在といえそうだ。 Wave Builderで結合させた4chサウンドファイルをMugenから開いたところ 一方,抽出する場合は,Wave Builderからソールファイルを開いたあと,抽出したいチャネルを選び,ドラクエ10 RMT,さらに出力先を選択するだけとなっている
関連トピック記事:
0 件のコメント:
コメントを投稿