台湾時間の2012年6月6日,Microsoftは,rmt,COMPUTEX TAIPEI 2012において「Microsoft FORUM 2012」と題したイベントを開催した。同イベントでは,Microsoftによるパートナー向けのメッセージを中心に,同社の次期OS「Windows 8」に関するいくつかのトピックが紹介されている。今回はそのあたりをまとめて紹介してみたい。 パートナー各社にMicrosoftエコシステム選択のメリットを語る COMPUTEX TAIPEI 2012開催直前の6月1日にはWindows 8の最後のβ版リリースである「Windows 8 Release Preview」(以下,Windows 8 RP)がので,すでに手持ちのPCにインストールしてみたというユーザーもいるかもしれない。また,Windows 8 RPでは,ARM版Windows 8こと「Windows RT」も初めて提供が開始されており,実際,会場のいたるところでWindows RT採用のタブレット端末が展示されていた。 Steve Guggenheimer氏(Corporate Vice President, Original Equipment Manufacturer Division, Microsoft) 登壇した,MicrosoftでOEM事業を担当するSteven Guggenheimer副社長は,ステージ上に大量に陳列されたWindows 8採用機器を紹介しつつ,「なぜMicrosoftのエコシステムなのか?」をパートナーとなる聴講者に向け説明した。 スマートフォンやタブレットが爆発的な勢いで販売台数を増やし,PCの影が薄くなったといわれる昨今,PC業界の覇者であるIntelとMicrosoftは依然としてPCがITの重要な位置にあることを強調し,DQ10 RMT,そのメリットを前面に押し出している。 Guggenheimer氏がパートナーらに語る「他社にはないMicrosoftと協業するメリット」とは,エコシステムの幅広さにある。例えば現在のスマートフォンやタブレットブームの火付け役となったAppleは,PCに該当するMacから,iPhone,iPod touch,iPadまで各種製品カテゴリを揃えているが,デバイスメーカーは1社のみ。協力各社は,サプライチェーンの一部として参加しているに過ぎないわけだ。Androidはそれよりも自由度が高いものの,カテゴリ的にはPCの領域をカバーしておらず,ビジネス的な実績も少ない
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