2013年4月4日木曜日

海外生まれの2D格闘ゲーム「Skullgirls」レビューを掲載。国内ファンからも待望される,ゲームへの愛に満

。ヴァンパイアシリーズといえば,ややアニメ調の絵柄による滑らかなドット絵で,当時の格闘ゲームシーンに大きなインパクトを残したタイトルだ。またキャラクターが吸血鬼や狼男といった,いわゆる人外になったことで,(波動拳など,いささか誇張はあるものの)人間の格闘家達が主人公だったそれまでのタイトルとは,ゲームデザインのレベルでも大きな差別化が図られていた。 謎の修道女が裏返って本性を現すダブル(年齢不詳)対MS,ドラゴンクエスト10 RMT.フォーチュン,ラウンド開始時の一コマ。どちらも堂々とした脱ぎっぷり  Skullgirlsのキャラクター達も,ヴァンパイアのキャラクター達と同様,実に滑らかな動きで戦う。大量のアニメーションの1コマ1コマにも細かな気配りがされており,人外(といって良いだろう)であるキャラクター達のあり得ないような攻撃に,DQ10 RMT,カートゥーン的な説得力を与えている。もちろん1280×720ピクセルのHDグラフィックスに対応していて,ヴァンパイアの解像度が384×224ピクセルだったことを思えば隔世の感がある。  垂直上昇がヒットすると斜め下に急降下するという,いわゆる対空系の無敵技である,フィリアの超必殺技「Fenrir Drive(フェンリルドライブ)」を一例にすると,この技で主体となっているのは,フィリアの頭に乗っているパラサイトの「サムソン」だ。頭上のサムソンは巨大な口となり,フィリアを持ち上げる形で急上昇。頂点で一回転し,今度は狼のように変形。フィリアを背中に乗せるような形となって斜め下へと急降下していく。  彼女は「目が覚めるとある日突然不気味なパラサイトが頭に寄生していた」という,恐ろしい状況の中で戦う16歳の女子高生だ。「フェンリルドライブ」中のフィリアはサムソンに振り回されるばかりで,急降下の際などには,恐怖のあまりか目までつぶってしまっている。こうした細かいアニメーションが,フィリアの「普通の少女」というキャラクターに説得力を与えている。 女子高生という設定のフィリア(16)の超必殺技「Fenrir Drive(フェンリルドライブ)」。頭に乗った凶暴な寄生生物サムソンが変形,牙で相手を切り刻んだ後に食いついてフィニッシュする。「フェンリルドライブ」中,フィリアはサムソンのなすがままだ 戦うナース,ヴァレンタイン(27)の切り札は「Dead On Arrival(デッド?オン?アライヴァル)」。相手を死体袋に放り込んで手術台に叩きつけ,ついたての向こうで手術を行う
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